「バカ!見んなって言っただろ!!」
拓人はガシガシと目を擦って涙を拭いていた。
「なんで泣くの?どうして?」
「泣いてねーし」
「泣いてんじゃん!!」
「泣いてねーよ!」
前髪を引っ張って一生懸命目を隠している拓人。
「私のこと嫌い?」
拓人は俯いてしまった。
「嫌いになったの?」
拓人は頭を抱えた。
「じゃあ・・・
私のこと好き?
一度も私に好きって言ってくれなかったよね・・
でも、私はちゃんと、
拓人に愛されているって感じてた。
それって・・・
私の勘違いだったのかな・・・」
拓人は、顔を上げた。
「本当にごめん。
俺の決めたことを、わかってほしい。
別れよう・・・俺たち」



