「うん。わかった・・・」 私は拓人の、胸の中で頷いた。 拓人はゆっくりと深呼吸した。 「俺・・・ これから一人暮らしするじゃん」 「うん」 「俺、本気で頑張ろうと思うんだ」 「うん」 「花音も大学、頑張るんだろ?」 「うん、頑張る」 「俺たち、離れ離れだろ?」 「うん・・・そうだね・・・」 「ちゃんとお互い頑張るためには・・・」 待って・・・何を言い出すの??? 私は顔をあげようとした。 すると、ガシっと頭を抑えられた。 「こっち向くな。最後まで聞けって」