「拓人が、自分の夢を叶えようって、
前向きになってくれて、本当によかった」
手を伸ばして、俺の手を繋いでいる花音が、
指を絡ませてきた。
そしてまた、座り直して、俺に寄り添ってきた。
「でも、一人暮らしって・・・」
そう言って花音が俺にもたれかかってきた。
・・・・これは・・・やばい。。。
花音を部屋に呼んでも、俺はそういうことをしないと、
心に決めていた。
でも、本当に我慢できるのか・・・
「拓人・・・」
花音は、手を離して、首に抱きついてきた。
「ちょっ・・・これはやばいだろって・・・」
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