「1/4の奇跡」左側の君に【完】






ソファーに座ってもらって、


私はキッチンにお茶を取りに行った。




お母さんは夕御飯を作っている途中だったらしく、


また、作り始めた。





「お父さんは?」




「さっき天文台を出たってメールがあったから、

もうすぐ帰ってくるわよ」



私は冷蔵庫を開けた。


すると大きな箱が冷蔵庫の中をドーンと占領していた。



「お母さん・・これなに?」



お母さんも冷蔵庫を覗いた。



「あ~それね。ケーキ!ケーキ買っちゃった!いっぱい!うふふっ」




・・・・・なんでいっぱい。。。






私はペットボトルのお茶を出して、コップについだ。



その時目にしたのは、皿の上にこんもり盛られた茶色い山。





「夕御飯は、唐揚げ!


お隣のしゅん君のママがね、



”男の子は唐揚げ出しておけば大丈夫だ”って言うから。



いっぱい作っちゃった!」





・・・・だからなんでいっぱい。。。




「拓人、唐揚げとケーキ好きかな・・・」







私はお茶の入ったコップを二つ持って、


ソファーに行った。