「1/4の奇跡」左側の君に【完】





電車に乗る前に、お父さんの携帯に電話をした。









「あのね。今から拓人が天文台に行くって」




【今から?着く頃には閉館しているから、



天文台じゃなくて、家で待ってもらいなさい。



お父さんも早めに帰るから】






「うん。わかった」




私は電話を切った。





「お父さん、なんだって?」



「家に来てもらいなさいって。


拓人・・・大丈夫?」





拓人は携帯を出した。



「親にメールしておくよ」



それから拓人が携帯を操作し始めたから、



私は次にお母さんに電話をして、



拓人が今から家に行くことを伝えた。




お母さんのテンションの上がりっぷりがものすごくて、


一瞬不安が過ぎった。