「1/4の奇跡」左側の君に【完】




「そういう・・・」



思わず拓人を見てしまった。


「ん?」


拓人は頬杖をついたまま、ちょっと不機嫌そうに私を見た。



拓人と、そういう・・・




一気に顔が熱くなった。



「お前何考えてんだ?」



「わあああ!!」


私は両手で顔を隠した。


「和泉って見た目だけじゃなくて、中身も真面目なんだね」



「はあ?訳わかんねー」



拓人は立ち上がって教室から出ていってしまった。



「和泉には天文台のコテージで泊まるっていう計画、話した?」



私は首を振った。


「なんか、どう言ったらいいか考えちゃって。

お父さんが、拓人次第で泊まってもいいかどうか考えてやるって言ってたから」


詩織はちょっと驚いていた。


「花音のお父さん厳しいね」


「そうなんだよ。


でも、みんなで泊まったら絶対に楽しいと思うし、私絶対計画を実行したい。


拓人次第って、


拓人がどうすれば、OK出す気なのかなぁ・・・」