「1/4の奇跡」左側の君に【完】





お父さんはビールを持って、

私の前に座った。




お父さんは、ビールをぐーっと飲んだ。




「う~ん・・・」






考え込んでしまったお父さんの隣に、

お母さんが座ってきた。





「ある意味・・・他のところに泊まられるよりも、

お父さんの元に泊まっているなら、


安心じゃないの?



グループ用コテージなら、

部屋はワンフロアしかないから、


そんな変なこともできないだろうし」


「変なことってなんだ!」





お父さんはまたぐーっとビールを飲んだ。




「拓人くんは何て言っているんだ」




拓人?




「実はまだ拓人には言ってなくて・・・



私と友達の間で話が出ただけで」






「拓人くん次第だ」




え?



「なんで?拓人次第じゃなくて、

お父さん次第だよ」




お父さんはおかずをガツガツと食べ始めた。




「拓人くん次第で考えてやる」





何それ。拓人次第ってどう言う意味?






お父さんは、明らかにイライラしていた。