家に帰り、
お母さんと二人夕御飯を食べながら、
お泊まり計画の話を切り出した。
「高校生6人で?」
「うん」
「恋人同士で?」
「まあ・・・うん」
「う~ん・・・」
お母さんは考え込んでしまった。
「グループ用のコテージなら、
みんなひと部屋に雑魚寝する感じだから、
お父さんも許してくれるかしらね・・・」
その時、玄関の扉が開く音がして、
お父さんがリビングに入ってきた。
「ただいまー・・・ってどうした?
なんか深刻な話かい?」
お父さんは荷物を置いて、ネクタイを外した。
お母さんは立ち上がって、
カウンターの向こうのキッチンへ行った。
「花音がね、
お友達と6人で、天文台のコテージに泊まりたいって」
お父さんもキッチンの中へ入っていった。
「お友達と?」
お父さんはカウンター越しに、
テーブルの椅子に座っている私に話しかけた。
「友達二人と、その彼氏たちと
・・・拓人も」
お父さんは眉間にシワを寄せた。
「なに?拓人くんも?」
「うん・・・ダメ?」



