「1/4の奇跡」左側の君に【完】





「私、小さい頃に家族で、

星空天文台のコテージに泊まったことがあるんだよ!


その時見た星・・・超綺麗で今でも覚えてる!!


じゃあ、その時花音のお父さんいたんだね!」




詩織が・・天文台に?




「私冬休みに、彼氏とプラネタリウム行ったばっかだけど。

天文台の方にも行けばよかった・・・


ちょっとうちからは遠いから、

終わったらすぐに帰っちゃったんだ」


莉子も・・彼氏と?





「あそこ本当にいいところだよね・・



また行きたいな・・・




そうだ!今度みんなで泊まりに行こうよ!




あそこ泊まれるじゃん。




莉子と莉子の彼氏。


私と、彼氏。


それから、花音と・・・


和泉で!」









え・・・・




「みんな・・・星・・好きなの?」






「え?好きだけど?ねえ」


「好き好き」






莉子も詩織も当たり前かのように頷いた。







「うれしい・・な・・・」




私は両手で顔を隠した。





「やだ!なんで泣いてんのよ!」



頭を撫でられて両手から顔を出すと、



詩織が手を伸ばして頭を撫でてくれていた。





「大丈夫?」




私は両手で、頬をこすった。



「ありがとう・・



思い切って話して・・よかった。



私、お父さんに泊まれるか聞いてみる」




莉子と詩織はやっぱり親友だ・・と思った。




みんなで泊まれたら楽しいだろうな・・・





お父さん・・許してくれるかな・・・