で、ちょっとしたあと、描くのに飽きた私は何となく絵を描いた部分を優希の前に回す。 「飽きた」 「夕夏飽きんの早い」 そんな会話をし始めた。 その時、「絵うまっ!」 そんな声が真横から聞こえてくる。 私が横を見ると 私がちょっと苦手だと思ってる・・・女の子 ホントは仲良くしたいんだけど・・・ と、日菜が優希の前にある絵を見ながら言っていた。 「これ、優希ちゃんが描いたの?!」 優希に向かって女の子が言った。 「違うわたしじゃなくて夕夏」 優希の言葉で二人の目線が私に向く。