「…ロコちゃんは良いんだよ。 つーか、さっき保健室で頂いたしな。俺を舐めるなよ?」 保健室で何をしてんだ、このバカは。 「ん?聞きたいか?」 「聞かない。というより向こうに行け。」 邪魔だ。 「ただ、消毒してただけだ。ホラ。」 そう言って私に絆創膏を巻いた指を突き出した。 ……紛らわしい冗談だな、全く。不愉快だ。