認めないから!



「…ロコちゃんは良いんだよ。
つーか、さっき保健室で頂いたしな。俺を舐めるなよ?」




保健室で何をしてんだ、このバカは。




「ん?聞きたいか?」


「聞かない。というより向こうに行け。」




邪魔だ。




「ただ、消毒してただけだ。ホラ。」




そう言って私に絆創膏を巻いた指を突き出した。


……紛らわしい冗談だな、全く。不愉快だ。