「自分でもしつこいのは分かってます… でも…やっぱり…どうしても…嫌、なんです。」 本当に素直な奴だ。 「…………」 「もちろん弥生君とのデートをキャンセルしろだなんておこがましいことは言えません。 だけど…僕の部活午後からなら休みなんです。」 「…僕とデートして下さい!!」 「あのさ、弥生。」 お辞儀をしてた南が勢いよくガバッと顔を真っ赤にしながら上げた。