「……お姉ちゃん、良いの?」
「うん!それはもう!
こちらこそゴメンナサイ!!
コイン私が持ってるのちょっとしかないけど全部使って!」
ひー…年下の子に遠慮されてしまった…
明らかあの子小学生だよ…
本当に恥ずかしい…
「でも…もうちょっとでクリアだったんでしょ?」
いやいやいや…今の私はそれ所じゃないのだよ。
穴があったら入りたいのだよ。
「坊主は気遣うな。
むしろお姉ちゃんは今から俺と楽しむから良いんだよ。ホラ、やれ。」
ワシャと頭を撫でて促した。
男の子はコインありがとうと笑顔で告げ、私達は別れた。


