認めないから!



しかし、南はこう返してくれる奴だ。




「僕も…僕は好きな人と一緒に居るだけで幸せです。」




やっぱり南も恋をするんだな…


でも私は……




「沙羅さんも僕と一緒に居るときそう感じてくれると嬉しい…です…」




また赤くなってる。




「はいはい。
ありがとう。私じゃなくて好きな人に伝えてね。」




ったく…
この子犬君は。


凄い人に懐かれたものだな、私も。
……まぁ、嬉しいけどね。