空港へ到着した私は広い空港の中、銀髪の彼を探す。 とりあえず弥生は目立つ容貌であることだけが救いだ。 人に聞きやすかった。 「弥生!」 そしてとうとう目当ての人を見つける。 「………沙羅。 あのバカ……本当に伝えやがったのか。」 「うん。全部聞いた。」 でも。 「…そうか。 嘘はバレたら嘘じゃねぇしな……」 「そうだね。 じゃあ私からも一つ。 あの嘘バレてたから。」 「マジか?」 「マジだ。」 フフ…こんな弥生初めてみた。