「沙羅さん!」 いつも元気に私の名前を呼ぶアイツ。 「沙羅さん好きです。 付き合って下さい。」 着替えて来たのだろう。ユニフォーム姿ではなくなっていた。 「告白の途中だったので、伝えに来ました。」 知ってるよ、バカ。 「……ごめん、南。」 まだ、ダメだ。 「くふふ……」 突然南が笑い出す。 「? どうしたの?」