「分かった。分かった。
それじゃあ南の好きなブドウの飴あげるから機嫌直してよ。」
さっきの大声で一層睨みがね…
もう本当勘弁。
「う………僕はそんなに安くないですっ!」
いや今完全になびきかけたよね。
「じゃあイチゴも付けるから。」
「………ダメです。
僕は非常に怒ってるんですから。」
いや…そんな怒った顔しても威力がないという…何とも残念な奴だ。
しかし、折れそうにない。
千鶴は今先生に呼ばれて居ないし…
今居るのは
当てにならないタラシと怒ってるアイドル君。
一体どうしろと。
「ハァ…じゃあ何したら機嫌直るの?」


