それから一週間が過ぎた。 「沙羅、一緒に飯食おうぜ。」 「ん。」 「じゃあ、コイツ借りるから。」 弥生は千鶴にそう告げると私は腕を引っ張って行った。 因みに南は女子の皆様に追いかけ回されてる。 私が南を振ったことで人気がまた爆発してしまったのだ。 「今日は校門前の木陰で食うか。」 「ん。」 最近弥生は私と帰れない分、2人で居る時間を増やしてくれるようになった。