私はこの言葉を聞いて 「……弥生はどこまで人を弄べば気が済むの?」 腹が立った。 「!」 図星な顔をしている。 「――もういい。 見損なった。じゃあね。 やっぱりアンタなんて大っ嫌い!」 私は弥生から距離をとり、向きをかえ、また走り出す。 私は本当にこんなクズを好きになってしまったのだと知って涙が出た。