｢――…ったく…食えねー野郎だ。
まぁ、そりゃそうか。賢明な判断だな。｣
ほら、やっぱり遊ぶ気だったんだ。
何で私はこんな奴……
それが悔しくてたまらない。
｢――俺がお前に恋したら人生終わりだしな。｣
本当失礼極まりない。
女の子大好き！とかいつも言ってるくせに。
私だとこんな扱いである。
……いや。
きっと弥生に告白した女子はこんな事を言われてるのかもしれない。
そうして傷つけることで諦めさせているのかも…
……ダメだ。
頭がおかしい。それじゃあまるで弥生がとても――…
｢そんなんだから南に負けるんだよ。この負け犬!!｣
私を正常な機能に戻すためには憎まれ口を叩くしかなかった。
私の力を借りてまでして女子と遊だ…バカに。
｢うるせーよ！
俺にとったら死活問題なんだぞ!?｣
