「あ…いえ…違うんです!!」 違う? 「最初は…きっと僕が疲れてるって思って喫茶店を選んでくれた沙羅さんの優しさに感動してたんですけど……」 熱い!熱い! 何だかこんなちっぽけな優しさを改めて言われると顔が熱い! というより自分に対して痒い。 「………沙羅さん?」 「……いいから気にしないで続けて。」 ?と浮かべながらも南は続けてくれた。 「えー…と…それで言わばコレは僕の我が儘なんです。」 は? 我が儘?