そんなこんなで修学旅行当日……





「東京…着いた~!!」


東京に着きバスを降りると、みんなうれしそうにはしゃいでいた。





「おーい。勝手にどっか行くなよ」


直樹は大声で皆に呼びかけていた



「麻衣。最初ってどこ行くんだっけ?」


「ん~と…」



修学旅行のしおりをパラパラ見ていると、


「雷門だよ」



頭の上から声が聞こえた





「黒崎君…」



黒崎君はあれから諦めるどころか前より話しかけてくるようになり、デートまで誘ってくるようになった




「黒崎君ってさー、まだ律花のこと好きなの?」


「ちょっ…麻衣…」


「ん~?好きだよ」


「黒崎君も答えなくていいから」