「よし・・・」



俺は律花が帰ったのを見届け、黒崎を探しに向かった



‥‥‥‥‥‥‥‥‥


…いねぇな~
もう帰っちまったのかな…


そう思いながら廊下を歩いていると、教室で誰かが寝ているのが目に入った



「お~い…って黒崎か」

「ん…あ…」


黒崎は少し焦った顔で顔を上げた



「えっと…オレ帰るんで…」


黒崎は俺からすぐに目を離してカバンを持ち歩き出した



「ちょっと待てよ」



俺は黒崎の腕を掴んだ