一言、笑顔で「おはよ」と口にする赤髪のヤンキーさん。 「………ダレ?」 あたしが眠っていた地面って言うのは、黒色の皮ソファーで、どうやらあたしはまだ生きていたらしい。 ムクッと体を起こして辺りを見回すと、そこは黒一色の四角い部屋。 ここはどこなのか、ヤンキーさんは一体誰なのか、あたしの頭の中は“?”でいっぱいだと思う。