健吾の部屋に入るなり、健吾はベッドを占領しやがった。


カーテンの隙間の月明かりに照らされ眠る健吾は、とてつもなくかっこよかった。




あたしは、いつも健吾が寝てる部屋の端で寝ようと思って━━…


ガバッ




「……え?」



端じゃなくてベッドに持ってかれたあたし。