ヤンキーさんの手がゆっくりとあたしの方へ向かってくる━━… パシッ! 部屋に響き渡る音。 「……あ」 やべって顔であたしの顔がひきつってるのが自分でも分かる。 絶対、怒ってる……確実に怒ってる。 叩かれた自分の手を見ながら怒ってる…。 「ごめん!」