「は、ると…あのね、こ、これっ!」


綺麗にラッピングされた箱を遥斗に差し出す。


二人の間に沈黙が流れた。


一向に受け取る様子がない遥斗。

もしかして、いらなかった?


やば、泣きそう…



「…ごめ…ん、ね…、はるっ…いらなかっ…───えっ…」