野良猫みたいな男 ■

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アイカギ


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電話って結構緊張する。

しかもそんなに親しいわけじゃないs。

かといって仕事ってわけじゃない。


こういう時ってメールってやっぱり便利なんだよね。



でも、仕方ないかな。



だって、私はナギサの電話番号しか知らないし。



お昼休憩を利用して、
携帯電話をもって外に出た。


「－－－－ふぅ。」

意を決して
発信履歴からナギサの番号を探し出して
ボタンを押す。



コール音が数回になってから、

『はぁい？』

と聞きなれない女性の声が聞こえた。