「私、すっごい海がすきなの」 「そっか」 「ごめんね?わがままいっちゃって」 申し訳なさそうに美央が俯く。 「何言ってんだよ?全然そんなのわがままのうちに入らねぇよ」 美央がありがとと言って嬉しそうに笑った。