けんくんは外の景色を見たまま
丁度綺麗に光がけんくんを照らし出していていつもとは違う雰囲気をかもし出していた
……まあ私服を来てる時点でいつもとは違う雰囲気が出てたんだけどね。だけどそれに上乗せされてな余計に……
「けんくん今日はごめんね」
「何でですか?」
けんくんの視線が景色から私に移る
「いろんなとこ連れ回して、挙げ句の果てには具合悪くなっちゃって」
「いや、おれはゆいか先輩と一緒にいれただけでいいんです」
「またまた…」
「嘘じゃないですよ」
真っ直ぐ私を見つめる
そんな目で見つめられたら嘘なんて思えないよ
それにいつもけんくんは私にド直球な言葉をくれてるからなんだか今の言葉はまだ普通な言葉に感じるし。
感覚が麻痺しちゃってるみたい
それ以前にプロポーズされてるしね
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