「ようくんすぐ都内に帰っちゃうの？」

「ううん。明日に帰るから今日はいるよ」

「ほんとに！？良かったー！」


校門前、文化祭終了時間になって、ようくんとはここでお別れ
私たちはまだ片付けあるから残らなきゃいけない

でも家に帰ったらようくんがまだいると聞いて一安心

久しぶりだからもっと話したいことがいっぱいあるんだ





「…………ゆいか先輩」

「ん？」


ようくんと一緒にまわってからずっと黙っていたけんくんが話す


「この人は、ゆいか先輩の彼氏ですか？」
















「は！？」









けんくんがこの人と言った時ようくんの方を向いていたから
きっとけんくんは私とようくんが付き合っていると思っているのだろう







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