「………………ふーーーーーん。じゃあけんくんやっとバカなゆーかにも分かるように攻めてきたんだー」
「かおり、それ私のことバカにしてる？」
「でも頑張りますとか言っといて、結局来てないじゃん？」
「そーだねー」
2人して私のことをスルー。
勝手に話を進める
私、絶対バカにされてる…
一応私のことで話してくれてるんだよね？
え、私のためだよね？
「わかった！」
急にかおりが閃いたように言う
「な、何がわかったの？」
「きっとこれはけんくん作戦よ！」
「「作戦？」」
珍しくゆうなとハモる
ゆうなもわからないらしい
「そう。最初はいい子のフリしてゆーかに近づいて、もしそのままゆーかがけんくんのことを好きになったら、それはそれでいいとする。けどもし好きにならなかったら、思いっきり攻めてみて、気をひかせてから少し距離をとる」
「で、距離をとったらどーなるの？」
興味津々にゆうなが聞く
「そんで、ゆーかにどーしたのかな？って思わせて心配させて、あれなんで私こんなに心配してるんだろう、もしかして私けんくんのこと好きなのかもしれない…ってゆーかゆ思わせる作戦」
「おおーっ！」
ゆうなは完全に感心しきってかおりとゆうなは盛り上がっている
でも私はなんだか腑に落ちない
………なんだかなあ
、
