年下くんの策略





ジロジロと私の反応をすみずみと観察する

し、視線が痛いですっ



「何かあったでしょ、けんくんと」

「なっなにもー!」

「え、ゆーかなんかあったの!?」


かおりもかおりでなぜか楽しそうに話に乗っかる


「だだだだだから何もないって」

「ますます怪しい……ゆーか、あったこと全て吐きな」

「なっ何もないってばっ」

「しぶといやつめっ吐かないならこうしてやるっ」



するとゆうなは私の脇腹をくすぐり始めた


さっ最悪っ!!
私が一番脇腹弱いの知ってるはずなのにっ




「あはははははっやっやめてっや、やり方汚いよっははっ」

「うるさいっごちゃごちゃ言わないで吐きやがれっ!」


ゆうなの手は止まることなく私の脇腹をくすぐる

やばいっこのままいったら腹が壊れそうっ!
でも言うとなると恥ずかしい
けど言わなきゃ……っ

もー限界っっ!




「ギギギギギブアップッッ!吐きますっ!」


その瞬間ゆうなの手が止まる


やっと開放された
その時、ゆうなとかおりは笑顔で私に言う





「さあ吐きな」


こいつら悪魔だ……!




その黒い笑顔で逃げることも出来ず、私はあの日あったことを全て話した
今思い出しただけでも少し時ドキドキしちゃうあの日ことを