「こんなところに居たの。捜すの大変だった~」

「な…何なんですか!?」

「帰ろう。勝手に黙っていなくなったらだめじゃないか。みんな心配してるよ」

「大丈夫です!母には連絡しました。もうちょっとこっちに居るからって、ちゃんと伝えました!」

「なんで?なんでこんなとこに居るのさ?」

「それはっ…居たいからです!」

「なんでだよ?」



加藤はどんどん押し寄せてくる。



「こっ来ないで…!」

「帰るよ。こんなところに居る意味なんかないはずだ」

「やっ触らないで…!」



腕を強く掴まれ、引っ張ってかれる…
いやだ…いやだっ!



「離して!帰らないっ!」

「何言ってるんだ。君がこんなところに居ることないんだ」

「こんなところで悪かったな」



タケル…!



加藤がひるんだすきにすかさず加藤の手を振り払い、離れた。



「あっユカ…、誰だ君は!?」

「俺はここの店の者だ。まだ営業してませんよ。それにここは女の子目当ての店じゃありません」

「そうよ!」



ジェニファーさん!