ダダダダダダッ

「こ、今度はなんだ!?」
 城の中がなにやら騒がしい
 これは、足音?
 しかもかなりの人数の・・・
 微かに人の悲鳴も聞こえる
 一体この城はなんなんだ?何が起こってるんだ!
「・・・戦い」
 少年はポツリとつぶやいた
「えっ?」
「戦いが起こってるの」
 そういってこちらに振り向いた
 そして、俺は少年の顔を見て驚いた
 なんと俺の小さい頃の顔と全く同じなのだ
「お、お前・・・!」
「そう、僕は君、君は僕」
「ど、どういう意味だ!」
「今教えられるのはそれだけ、それじゃあ」
 少年がそう言うと辺りはスッと真っ暗になった