Michael ~SEASON1~

直前に消え、俺の腹に彼の拳が入っていた
 そして、俺が耐えられず倒れる寸前にライナが俺を受け止めた
 反撃をしようと拳を握るが何故か力が入らない
「く、そっ!」
「連!!連!がっ!?」
「しょう、ごっ!!」

ドサリ

「片付け終了と」
 ライナは満足そうに見渡すとライナは俺を担ぎ、黒ずくめに章吾を担がせると壁に手をかざした
 すると、壁に真っ黒な穴が開きその中へ進む
「お、い!離せ!俺たちを、どこに連れてく気、だ!」
「じきにわかるよ。さぁ少し眠れ」
 なんだ?だんだん、意識が・・・
「少しの間おやすみ」
 ライナのその言葉を最後に俺の意識は遠くなっていった・・・





「うぅ・・・」
 目を開けると目の前にぼやけた白いお城の様なものが見えた
「・・・ここは?」
   夢 ?
 白いお城の門に一人の少年が門の陰に隠れながら中を伺っていた
「おい、そこのお前、ここはどこだ?」
 俺は気になって少年に声をかける
 だが、聞こえてないのか少年は振り返らない
「チッ、おいって!」
 たまらず肩を掴もうとするが
 ・・・触れない
 そう、手が少年の体を通り抜けたのだ
「ど、どうなってんだ!?」
 訳がわからずパニックになっていると