Michael ～SEASON１～

「ってぇ～！」
　本日２度目の鉄槌
「んなわけあるかっ！はぁ～、悪いがうちは迎えがあるほど金持ちじゃないんでね！あんたに付いてわけにゃいかねぇなっ！」
「ちょっ！連！」
　言い終わるが早いか、俺はライナに向かって飛び出していた
「はぁ～仕方ない」
　そんな俺を見てライナは指を鳴らした
　すると、どこからか黒いマントを羽織った５、６人の集団が出てきて俺の周りを囲った
「チッ！」
「あなたにはなんとしてでも来てもらいますよ。レン＝サウスコーダ、いえ岡崎連さん」
「くそっ！どけ！邪魔だ！！」
「危ない連！！」

ドカッ！

　前方の黒ずくめに気を取られ後ろに気づかず、後方の黒ずくめに襲われそうになったとこを章吾がタイミング良くカバー
「ナイス章吾っ！」
「なんだかよくわかんないけど！この俺にだってこいつらがやばいってことぐらいわかるよ！」
　章吾のおかげで一瞬ライナへの突破口が見えた
　すかさずそこへ抜けライナへ拳を叩き込もうとした
　が・・・

スゥッ

　　消えたっ！？

「遅いですよ？」
「なっ！」

ドスッ

「うっ！」
「連！？」
　かなりのスピードでライナへ確実に拳が飛んでいったはずなのに彼は当たる