「…う、ぅ」
「蓮!気がついたのか!?」
目を開けると俺の前には章吾が居た
「こ、ここは…?」
見慣れない部屋だ…
白がベースのシンプルな部屋
「章吾、ここはどこなんだ?」
章吾にどこか訪ねるが章吾は首を横にふった
「俺にもよくわかんねぇ…気がついたときには運ばれていたんだ…」
「いや、良いよ、とりあえず無事なんだし」
 と、笑ってみせた
 するとその時

ドクンッ

「うっ!?」
急に心臓がはねた
「どぉした?蓮?」
「い、いや・・・」
と言うが心臓の位置をグッと掴んでしまう
「胸が痛いのか?」
「そういう訳じゃないんだが」
いやな予感がするのだ
とにかくここにいてはいけないと、そぅ思うのだ
「章吾、ここを出るぞ」
「えっ?」
「いやな予感がする」「わ、分かった!」
そう言って静かにベッドを降りるとドアに手をかけた