「南がイトコとか、恥ずかしくて言い
たくなかったのに・・秘密だからな」

「う・・うん」



え、じゃあ私勝手に勘違いして・・?

ていうか二股してたのは私だけ!?
うわ、私最低じゃん!


今更になって
後悔の波が押し寄せる。

そんな時。



「まぁ、俺言ったから・・・
【ある事情】って何か教えろよ」

「うぅ・・・」



布団から出かけていた
ボサボサの頭を引っこめた。

すっかり忘れてた。
【ある事情】のこと・・・。