次の日。
風邪はますます悪化していた。
「げほっごほごほっ」
ベッドに横たわる私。
キツい、ダルい、寒い。
風邪のロイヤルストレートが揃い、
熱は最高潮に上がっていた。
「もぅ、馬鹿ね、祭りに行っただけで
ヒール折って足捻って風邪!?」
「・・・うぅ」
母に笑いを堪えながらそう言われた。
改めて言葉に出されると
恥ずかしいし本当に情けなく思う。
「お母さん買い物してくるから、
静かに寝てるのよ!!」
「ふぁい・・」
なんだかんだで今日は
学校を休むことになった。
『明日話すから…』って言ったのに
結局守れなかったな。
ま、少しホッとしているけど。