「高野・・・あぁ、高野ちゃん!
高野 千広ちゃんでしょう!?」



み・・・南先輩ッ!!
まさか私のことを覚えて・・・!!?





完全に油断していた。

要注意人物は隆馬だけでは
なかったのだ。

なんとかこの状況を
乗り切らなくてはッ!



「ち・・違いますひょ?」



最後、思いきり舌を噛んでしまった。
あぁ、恥ずかしい・・・!


蓮君も隆馬も、『何だコイツ・・』と
言うような冷たい視線を送ってくる。

穴があったら是非入りたい。