seven kisses

感心していたら、今度はプレゼントが出てきた。

私の好きな紫色のリボンがかかった小さな箱。



「改めて、22歳のお誕生日、おめでとう。」

「ありがとう。.....開けていい?」

「うん。気に入ってくれるといいな。」



中から出てきたのはペンダント。

王冠の形のチャームには、小さな紫色の宝石が入っている。



「誕生石とかも考えて、いろいろ探したんだけど、それよりも瑞希が好きな色とかモチーフの方が似合うような気がしてそれにしてみたんだけど.......どう?」

「すごく可愛い。嬉しい。ありがとう。」

「良かったぁ。」

「直紀、ちゃんと私の好きなもの、わかってくれてるんだね。」

「そりゃ、大事な妹だからね。」

「.......。」