seven kisses

三月は、会える日はできるだけ会うようにした。

少しの不安と寂しさを紛らわすために。

でも、もうすぐ離れちゃうんだと思いながらそうしていると、余計に寂しさは増殖するらしい。

最後に泊まりに来てくれた日は、その気持ちを隠しきれなくて、先輩にずっとピッタリくっついていた。



先輩はそれを察して、いっぱい抱きしめて、いっぱいキスをして、とても丁寧に抱いてくれた。



「離れても、梨絵子への気持ちは絶対変わらないから。」

「.......うん。」

「だいたい、離れてるって言っても隣の県じゃん。全然、遠距離じゃないよ。」

「そうだよね。」

「今までずっと一緒にいたから、最初は辛いかもしれないけど、頑張ろう。」

「うん。」

「俺、お前のこと、本気で愛してるから。」

「.......私も、愛してる。」