seven kisses

うちに来るようになって、何度目のことだっただろう。

先輩はギブスがテーピングになって、身体の自由が効くようになっていた。

甘えて、先輩にもたれかかって話しているうちに、いつの間にかそういう雰囲気になってしまった。



私は今までその経験がなかったから、先輩の手が襟元に入って来た瞬間、ビクンとして、緊張で動けなくなった。

先輩はそれに気が付いて、すぐに胸に触れていた手をひっこめた。



「もしかして.....はじめて?」

「........。」



真っ赤になりながらコクンと頷くと、先輩は大事なものを包み込むように私を抱きしめた。



「怖い?」

「.......ううん。」

「無理しなくていいよ。」

「大丈夫。.......初めてが、先輩で嬉しい。」



先輩は私をギュッと抱きしめてから、愛しそうにゆっくりとキスをして、耳元で囁いた。



「大好きだよ、梨絵子。」