seven kisses

幸い私にはサッカー部マネージャーとしての任務があるから、だからと言って、ヒマを持て余すことはなかった。

それに、週に何度か、先輩は部活が終わるまで図書館で勉強しながら待っていてくれて、以前と同じように駅まで送ってくれた。

おかげで寂しいなんて思ったことはないし、前にも増して、一緒に帰るのが楽しくなった。



なぜなら、帰りに先輩が、うちに寄ってくれるようになったから。

あんまり上手じゃないのに、先輩は私が作ったご飯を食べて、美味しいって言ってくれる。

「梨絵子」って、優しい声で私の本当の名前を呼んでくれる。

時々、泊まって、朝まで優しく抱きしめていてくれる........



だから、先輩への気持ちも、際限が無いんじゃないかと思うくらい、どんどん強くなっていった。