seven kisses

涙でウルウルして、目の前が霞んでいる。

これは夢じゃないんだよね。

もう、言っちゃってもいいんだよね........



「.......先輩が好きです。」

「..........。」

「サッカー部、入るって決めた時から、ずっと.......。」

「......ありがとう。」

「..........。」

「長い間、ずっと待っててくれたんだね。」



黙って頷くと、先輩はつないだ手をギュッと握って、幸せそうに微笑んだ。

それに応えようとして笑おうとするけど、泣き笑いみたいな変な顔になってしまう。



だって、目の前で起こっていることが、まだ信じられない。

もう胸がいっぱい..........