seven kisses

それから数日、優美先輩は練習には出て来なかった。

私はと言うと、一年生に戻ったみたいに拓巳先輩を見るだけで胸がキュンとして、身体が熱くなるようになってしまった。

でも、その頃と違うのはドキドキすると同時にホッとすること。

先輩が笑顔を向けてくれると、なぜかとても安心する。



願わくば、明日の試合が終わるまで優美先輩のことは気付かずにいてほしい。

心も身体もベストなコンディションで、試合に臨んでほしい。

今まであんなに一生懸命やってきたんだから、悔いのないように頑張ってほしい。



最後だから、誰よりもステキな先輩を見せてほしい.........