「明日、お誕生日だね。今日、仲直りできて良かった。」

「うん、良かった。22歳になる瞬間、一緒にいてほしかったから。」



そう言うと、陽佑は微笑みながらキスしてくれた。

ちょっぴり涙の味がしたけれど、それはとても温かくて優しいキスだった。



悲しい思いをした後のキスは、やっぱり特別なのかな。

今までで一番、幸せなキスに感じた。

だけど、ケンカはもうしたくない。

こんな辛い思いは、二度としたくないから。



この日はお祝いがてら、外にご飯を食べに行き、帰ってから、久しぶりに一緒にお風呂に入った。

それから、いつもと同じ、ふざけているうちに何となくその気になって、どちらともなく抱き合い始めた。



でも、仲直りの後だったから..........

大好きな気持ちが溢れ出て、抑えられなくて、いつもより、いっぱい、いっぱい、愛し合った。