seven kisses

「あのさ.......本当に、もう俺の彼女なんだよね?」

「うん。」

「誕生日は明日なのに、何より嬉しい誕生日プレゼント、先に貰っちゃった気分。」



そんな風に言われると、照れてしまう。

あんまり出してないけど、本当は私だって嬉しい。

実習中からずっとアプローチし続けて、努力して宣言通りに難関校に合格して.......

自分が頑張ったから、手に入ったんだよ。

私も隼人を好きになっちゃったんだよ。



「実紅ちゃんがそばにいてくれたら、もう何にもいらない。お互い新しい環境になっちゃうのが不安だけど、ずっと一緒にいてね。」

「うん.......。」