seven kisses

「ほんとに?」

「うん。」

「やっぱりダメとか無しだよ。」

「うん。」

「やったぁ。すっげー嬉しい。ね、ね、今日、これから会えない?」

「バイトの時間までならいいけど、明日も会うんでしょ?」

「いいじゃん。今すぐ会いたいの。あり得ないくらい頑張ったんだから、今日は俺のわがまま聞いてよ。」

「.......そうだね。わかった。」



バイト先の近くにある大きな公園で待ち合わせをすると、隼人は、この上ない笑顔で私を迎えてくれた。

黙って手を差し出すから、右手を出すと、すぐに恋人つなぎをする。

そうか、今までこれがしたかったんだ.......

嬉しそうな顔を見ていると、私も自然に笑顔になる。

やっぱり可愛い。